音を認識するということ

先日、幼稚園の男の子がレッスンに来た時の事。レッスン室から聞こえるピアノの音に反応し、それを階名唱法(ドレミ)で歌いながら入ってきました。もちろん前の生徒さんが弾いているその曲を彼は知りませんので、それは絶対音感がついてきたというとても嬉しい証拠でした。

当教室では絶対音感習得のための特別なプログラムは組んではいませんが、日々のレッスンの中で絶対音感が習得できるようなやり方で進めてまいります。

絶対音感は必要ないという説もありますが、器楽をやる人にとっては、何も周囲に音を測るものがなくとも、ドをドと認識できる能力は圧倒的に有利で、決して無駄になるものではありません。またお子さんたちを見ていると、絶対音感に限らず、音を認識する能力の高いお子さんは得てしてお勉強もできる傾向にあります。

ピアノを習わせようかどうか現時点で迷っている就学前のお子さんをお持ちの親御さんは、一日も早くピアノ教室の門をたたいていただきたいといつも感じます。